小庭とアートのある暮らし

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映画「星の子」を観て

悲惨な事件のニュースとか、、、
とにかく精神が疲労してたので映画でも観ようかとAmazon Primeを。
目に留まった『星の子』。芦田愛菜ちゃんが主演なのは知ってました。

大好きなお父さんとお母さんから愛情たっぷりに育てられたちひろだが、その両親は、病弱だった幼少期のちひろを治した“あやしい宗教”を深く信じていた。中学3年になったちひろは、一目惚れした新任のイケメン先生に、夜の公園で奇妙な儀式をする両親を見られてしまう。そして、彼女の心を大きく揺さぶる事件が起きる――。(C)2020「星の子」製作委員会

この「宗教」って言葉で銃撃事件の容疑者のことを連想するので、観るのは止めようかと思ったのですが、、、いや、気になってしまったからもう観るしかないか、と思い観ました。

芦田愛菜ちゃんの演技は本当に素晴らしい。
頭の良さにもいつも感心させられるし、尊敬する女優さんです。

この映画でも、自然な演技が本当にリアルで「ちひろ」をドキュメントで見ているような感覚です。
ある場面では、恐怖と悲しみが痛いほど伝わって、一緒に過呼吸になり泣いてしまいました。

ちひろは自分の目で見たものしか信じない、聞かされた噂話を「噂でしょ」と鵜呑みにしない。

※追記:これ⬆️信じたくないことから目を背けている、疑って自分で検証するということをしないということか。

信じている水のおかげで風邪をひかない両親、なのに水を飲んでも風邪をひく自分。

友達に「騙されてるの?」と聞かれて「わからない」と答える。

徐々に疑問が増えてくるけど、両親への愛情は変わらない、自分のせいでこうなったという負い目、、、

この映画の救いは、両親が子供をとても愛してること、子供も両親を愛していること、そして、そういう家庭事情を知ってて普通に接してくれる友達がいることです。
あと、気にかけてくれている叔父一家の存在。

家庭が崩壊することはなく、周りからの愛情があったので「ちひろ」は大丈夫なんだろうと思えます。

15歳では無理だけど、彼女ならいずれは親離れできるはず、、、と思えた最後でした。

「宗教2世」の現実をソフトに描いた作品だと思います。
破産まではいってないが、かなりの金額を信仰に費やしているのがわかります。

全く無知の状態から少し理解できたことで、観てよかったと思える映画でした。

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